公道の駐車違反や自宅周辺の無断駐車ってムカつきますよね。
悪いことをしているはずなのに、民事不介入の原則から警察も対応してくれず歯がゆい気持ちをすることもあるでしょう。
しかし、場所によりますが特定の場所に則した方法で懲らしめる方法はあります。
この記事では、違法駐車をするドライバーを懲らしめる方法を紹介します。
違法駐車する人の現状と心理
違法駐車をするドライバーは、基本的に法律で罰することができません。
なぜなら、端的に言うと違法駐車を取り締まる法律が無いからです。
私たちに迷惑を顧みない無責任な行動は感情的に見ても腹立たしいですが、実態を見ていきましょう。
取り締まれるのは「道路交通法」違反のみ
公共の道路における駐車違反は刑事問題「道路交通法」に該当するため、警察が介入します。
一方で、私有地での無断駐車は民事問題に該当するため『民事不介入の原則』に基づいて警察は介入できません。
ましてや誰もが容易に出入りできるような私有地は、公共の道路とは異って法的な取り締まりが難しく「不法侵入」として扱われる分野です。
なので、個人間のトラブルを解決するには「民事訴訟」として弁護士をつける必要があります。
しかし、実際には弁護士費用が高くつくため、得られる損害賠償よりもコストがかかるのが問題です。
訴訟は現実的な解決策とはなりにくい。
自力救済の禁止
【庁舎管理権】
— 🐻❄️しろくま16号くん🐻❄️ (@ted01913940) November 14, 2022
「裁判所むかつくねん!俺の車、動かせるもんなら動かしてみろ!」と言ったかどうか知らないが、横浜地裁前に謎の車が出現し、自力救済の禁止の原則vs法の番人の矛と盾の戦いに。しかし3日目にはレッカー移動されてあっさり解決。お役所の”庁舎管理権"の勝ち#クソ物件オブザイヤー2022 pic.twitter.com/OtUsgUNfuz
日本の法制度では、自力救済の禁止が原則とされています。
これは、個人が自分の権利を侵害された場合でも、裁判所を介さずに自力で権利を実現することが禁じられているということです。
やってはいけない自力救済
- レッカーで移動する
- タイヤをロックする
- タイヤにコンクリボンドをつける
- タイヤの空気を抜く
- 落とし穴を掘る
- 傷をつける
- 剝がし跡が残るテープを張る
これらの「車に直接的な危害を加える」という仕返しは、器物損壊罪に該当するためやってはいけません。
地域の特性
仙台市青葉区川内
— Traffic Sendai (@TrafficSendai) April 21, 2024
おふくろ弁当亀岡店(火曜定休)前 川内亀岡駐在所のすぐ近く
駐車禁止標識のある車道に路駐し弁当待ち
車両等の通行の妨げ
弁当屋の営業日は昼前後に駐車違反多発
ほぼ毎日駐在所の目の前で繰り返されるのに交通安全運動期間も含め年中一切切符処理しないのがおかしい所 pic.twitter.com/9r6iUXntRA
駐車スペースが不足している地域では、無断駐車が多発する傾向があります。
例えば、都市部の住宅街や商業地域では業者や食事客の行き来で路上駐車をする人が後を絶ちません。
「短時間くらい許される」という周囲に配慮が欠けた考え方が、違法駐車を助長している風潮もあるのです。
また、土地勘がある人だと他人の敷地でどこが空いているのかわかった場合、無断駐車をする人もいます。
このような悪意しかないドライバーに対しては、管理会社に連絡したり警告標識を添えたところで意味がありません。
通じて言えることは、駐車規制が十分に行き届かない場所ほど違法駐車を許してしまうのが現状です。
地域住民や管理者が駐車違反に対して厳しい取り締まりを行わないと、常態化しちゃいます。
合法的に仕返しする方法
あきらかにドライバーが優位である実態であるのは事実です。
しかし、「公道か?私有地か?」の基準で判断することで、合法的な仕返しはあります。
ポップコーンやキャットフードを置く
周囲に目撃者や防犯カメラ、24時間起動のドライブレコーダーが無ければ野生動物に餌を撒くことをオススメします。
目的としては、違法駐車している車に動物の足跡や糞等の残すことです。
ただし、あからさまに載せるのではなくて周囲に撒くだけにしましょう。
もし証拠が残ってしまうと、不法投棄や器物損壊罪の疑いで立場が悪くなってしまいます。
あくまで、長期放置の一目がつかない車両向けです。
花束とお菓子とジュースを置く
自宅とお店から1番近くにあるので、ヴィーガン 目指す前はよく歩いて通っていた東池袋の事故現場交差点のCoCo壱や揚州商人。
— 桐原戒音 (@kaine_kirihara) April 27, 2019
あの日、もしかしたら自分や知り合いが犠牲になった可能性もあった。
今日も献花台には多くの綺麗な花。
どうかこんな痛ましい事故が二度と起こりませんように
※画像は拾い物 pic.twitter.com/dZRkD43Bu7
戻ってきた運転者を仰天させられる方法として、花束やお菓子等を置く仕返しがあります。
これは違法駐車した場所が交通事故があったことを彷彿させる心理作戦です。
ドライバーに対して攻撃的な非難を避けつつも、特定の場所で違法駐車がされにくくなります。
「死者がいる」というメッセージ性は、継続的な抑止力も発揮します。
【公道】警察に通報する
【#駐車違反 取締り強化中】
— 茨城県警察本部(公式) (@ibarakipolice) April 29, 2024
●#茨城県 では警察官及び駐車監視員による駐車違反取締りを強化しています。
●駐車違反車両は交通渋滞の要因になるほか、歩行者や自転車の通行を妨げるなど、交通事故につながる可能性があります。
↓茨城県の駐車監視員活動ガイドライン↓https://t.co/oFgsBvOM7U pic.twitter.com/3bgfPUM0zE
公道でできる最も無難な仕返しは、警察に通報することです。
公道における違法駐車は「道路交通法」違反であり、警察に報告することで罰金刑に処することができます。
即座に110番したら車種とナンバーなどの詳細情報を伝え、現行犯で駐禁を切ってもらうことが大切です。
お金で懲らしめるのが正統派。
【私有地】自分の車をベタ付け
私の駐車枠に知らんタクシーがとまってる( ˙-˙ )
— カチューシャ (バフンウニ) (@u1t_um) May 30, 2018
とりあえずベタ付けw pic.twitter.com/XLShsICPQg
私有地における最大の仕返しは、車をベタ付けすることです。
これは自分が契約している駐車区域において駐車している違反ドライバーに向けたもので、出庫させず困らせることで懲らしめられます。
相手の車を物理的に封じ込めることで「この区域はめんどくさい」という印象を与えて再犯を繰り返しません。
自分の車に損傷を与えられるリスクがありますが、当てた方が10:0で悪いので賠償できます。
【私有地】アーチスタンドやカラーコーンの設置
うちのアパート駐車場代払わないで違反駐車してるヤツ多いんだけどさ
— ぼっち先輩 (@shellingford030) April 18, 2024
大家からの度重なる注意は無視されてきた
カラーコーン置いたりしても置いて1時間もしないでどかされて違反駐車
ついに大家がキレたのか固定式のポールが生えてたw
迷惑駐車ざまぁ
これ壊して違反駐車したら警察案件だな pic.twitter.com/UYY83QC0FQ
敷地内に無断駐車される場合は、アーチスタンドやカラーコーンを置きましょう。
私有地の場合は「自由に出入りされないこと」が重要であるため、侵入を許さない環境を整えておくことが大事です。
カラーコーンを置いても蹴飛ばされる場合は、セメントを詰めたカラーコーンを置きましょう。
何も知らずに突っ込んできた場合は、車体を自滅させることができます。
もし、車が修理費用を請求してきた場合は、「風で飛ばされるから」と自己管理を目的にすることで正当性を貫きましょう。
正直に「車体に危害を加える目的」と話すと、器物損壊罪の疑いで立場が逆転してしまいます。
【私有地】違反ステッカーを張る
違法に駐車している車両に駐車違反を示すステッカーを貼ることで、ドライバーに対して注意喚起する方法です。
通販で売られている駐車違反切符は本物と同じデザインなのでドライバーの肝を冷やす効果を発揮します。
※法的効果が無い切符で罰金を強制するものではありません。
【他人の私有地】ネットで晒す
道の駅にて迷惑マナー違反駐車しているトレーラー(しかもトレーラー部分だけ放置)
— タカムー@ぢぇらっ子 (@Sparkname_takam) November 30, 2023
交番のおまわりさんに言っても、公道じゃないから何も出来ないって…
もう法律改正しようよ。
相模 100 え 14-96
相模 100 え 14-62
同じ会社か?(あくまでもトレーラー部分保有の)#道の駅 #迷惑駐車 #マナー違反 pic.twitter.com/3dDht8aewN
自宅外の私有地(スーパーや公共施設など)で、あきらかに迷惑な無断駐車を見かけた場合はネットに晒すことも手です。
インターネット上に車の写真やナンバープレートを公開することによって、共通意識を植え付けるキッカケになりえます。
ただし、ネット上にあげる際には、必ずナンバープレートとドライバーの顔にモザイクをかけるべきです。
正義感のあまりに無加工でアップするとプライバシーの侵害や名誉毀損で訴えられる可能性があります。
まとめ:駐車違反への仕返しは、状況に応じて多種多様
駐車違反に対する仕返しは、道路交通法に該当するか否かで判断するのが基本です。
公道であれば通報すれば済みますが、私有地は民事不介入の原則に基づくため警察は当てにできません。
懲らしめる際も、自分の仕返しが第三者に確認されないように注意してから実行しましょう。
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