マンションやアパートのような集合住宅にお住まいの方は、上階からの騒音に悩まされることほどストレスフルなことはありません。
何度も管理会社に相談したり、直接苦情を言いに行っても改善されない場合、仕返しで抑制する方法があります。
この記事では、上の階の住民が騒音や足音を立てる心理を紐解き、合法的な仕返し方法を紹介します。
上の階の住民の心理
上の階の住民に仕返しをする前に、そもそも何故騒音・足音を立てるのか理解することが大事です。
自分の思い込みや勘違いによって筋違いな対応をしてしまうと、アナタが悪い立場になってしまいかねません。
自己中心的な性格
騒音主もそうだけど、いい歳した大人になってもこう行動したらその結果どうなるのか人の気持ちが全く分からない人増えたなと思う。
— やかん (@yakan_so0) April 16, 2024
自分さえ良ければそれでいい、な自己中な人が多すぎる。
上階の騒音問題の原因としてよく見られるのが、自己中心的な性格の持ち主です。
心理学の側面から言うと『自己中心性バイアス』と呼ばれる心理的思考が絡んでおり、自分の行動が他人にどのような影響を与えるかを考えない傾向にあります。
自分の視点や経験を過度に重視して他者の立場を考慮しにくくなる思考のことで、周りへの影響を過小評価しがちです。
夜中に大音量で音楽を聴いたり、子供たちが走り回る音を気にせずに放置したりするのも「自分が良ければ、良い」と結論を持ってしまっているのでしょう。
ストレス発散の手段としての騒音
一部の人々は、日常生活のストレスを発散するために騒音を立てることがあります。
このような行動は『代償行動』と呼ばれる心理メカニズムの一種で、特定の領域のフラストレーションを別の行動で補償しようとする心理作用のことです。
仕事や家庭でのストレスを感じている場合、解消方法として大音量の音楽を聴いたり、激しい運動をする生活を送っているかもしれません。
本人にとっては一時的なストレス解消法ですが、自己中心性バイアスも交わると周囲への迷惑を考えられないんです。
無関心や無知
人の騒音は気になるが、
— H. Take (@htakeuchi1) November 24, 2021
己の出す騒音には無関心
騒音を立てる人の中には、無意識に問題行動を起こしてしまっている人もいます。
特に若い世代や独身者に多く見られるこのタイプは、誰からも指摘されないので限度を弁えるキッカケが無かったのでしょう。
言われて初めて気付いて注意する人もいますので、このタイプに攻撃的な行動をすると根に持たれてしまいかねないので注意が必要です。
上の階の騒音主への仕返しグッズ
騒音における仕返しとして、管理会社に連絡しても何も意味がありません。
マンションの上階騒音に仕返しする方法は、基本的に音で報復措置をとることが推奨されます。
手段ごとにオススメのグッズがあるので、家庭に合うやり方でやってみてください。
天井ドン
騒音に対する最も直接的で簡単な仕返し「天井ドン」とは、その名の通り天井を力強く叩く行為です。
この方法は自分が不快であることを知らせることができ、何らかの反応を促す目的としても活用できます。
「今、アナタの騒音が私の心をかき乱している!」と上階の住人に伝えることができるので、面倒な話し合いも不要です。
ただし、上階の住人の気が強い人だった場合、天井ドンが火に油を注ぐ結果となることもあります。
過度な天井ドンも暴力的な行動と見なされることもあり、継続的であれば警察に通報される可能性もゼロではありません。
指向性スピーカーでやり返し
対策用で指向性スピーカーを使用することで、特定の方向に音で伝える方法です。
上階に不快な音楽や警告音を鳴らすことで「静かにしてほしい」とメッセージを送ることができます。
また、音の方向を調整することで、音源を特定されにくくすることも可能です。
なので、スピーカーの特性上、斜め上や隣の住民に迷惑をかけることはありません。
低周波音を鳴らし続ける
低周波音を鳴らし続けるという方法も、騒音主に対する仕返しの一つとして有効です。
低周波音とは、通常の人間の耳には聞こえにくい音ですが、身体に不快な振動を感じさせる効果があります。
寝ている時や静かな環境で低周波音を与えることで、無意識に身体にストレスを与えることができれば仕返しになるでしょう。
低周波音の中でも、特に『ハム(Hum)』が効果的です。
ハム(Hum)とは
ハム(Hum)とは、世界的に異常な症状が確認されている低周波音のことです。
一部の人にとっては、様々な健康障害の症状を引き起こすことがあります。
- 睡眠障害: ハムは、睡眠を妨げ、不眠症を引き起こすことがあります。
- 精神的な問題: ハムは、ストレスや不安、うつ病などの精神的な問題を引き起こす可能性があります。
- 身体的な症状: ハムは、頭痛、吐き気、耳鳴りなどの身体的な症状を引き起こすことがあります。
このため、ハムは「ゴーストノイズ」とも呼ばれ、人々の不安を煽ってきました。
この方法の利点は、相手が音源を特定しにくいことです。
低周波音は壁や床を通して伝わりやすく、どこから発せられているのかを突き止めるのが難しいです。
そのため、騒音主に対して間接的に不快感を与えることができます。
ただし、低周波音を使用する際は、自分自身や他の住民にも悪影響を及ぼさないように注意する必要があります。
モスキート音
モスキート音とは、高齢者には聞こえにくいけど若い人には聞こえやすい高周波音のことです。
特定の周波数で発せられ、若い人の耳にだけに不快な音を与えることができるので、若年層の騒音主だけに攻撃することが出来ます。
例えば、上階で子供が走り回る音が酷い場合、特定のタイミングで音を流す方法が効果的でしょう。
これにより、騒音主が音に耐えられず行動を改める可能性があります。
もちろん、音源を特定されないように、スピーカーに細工を施すか遠隔で操作する方法を推奨します。
重低音と振動スピーカーの威力と使用法
重低音と振動スピーカーの組み合わせは、上階への物理的な反撃として非常に効果的です。
超低周波音を発生させる振動スピーカーを天井に設置することで、上階全体に振動を伝えることができます。
この振動は、上階の住民に強い不快感を与え、彼らの日常生活を大きく妨げます。
使用する際は、最大出力で長時間稼働させることが重要です。
特に深夜や早朝の使用が効果的で、上階の住民の睡眠を妨げることができます。
この方法を継続的に実施することで、上階の住民に強烈な教訓を与えることができるでしょう。
警察を呼び続ける
隣人の騒音酷すぎて警察に通報しました(ガチ)
— ばーがー@日常垢🍃 (@burger_4288) June 10, 2024
若い人たちによる騒音がヒドイ場合、警察に通報して出向かせてあげましょう。
一般的に、住居における騒音問題は明確な法的規制がないため、警察が介入することはできません。
しかし、「上階から大きな音や叫び声が聞こえます。事件の可能性があるかもしれません!」と繰り返し通報することで、騒音主に大きなプレッシャーを与えることが期待できます。
特に、若者が宅飲みやパーティで集まっている場合、場の空気をシラケさせる効果があります。
「この家に集まると、毎回警察が来るから面倒だ…」と思わせることで、自然と集まる回数が減り、騒音も収まるでしょう。
単に「騒音がうるさいです」と通報するだけでは、警察は動きません。事件性を匂わせることで対応が期待できます。
上階の騒音に対処する方法と、おすすめグッズ
騒音の被害者である立場であるのに対策するのも理不尽な話ですが、改善が見込まれないときは音で対策することが推奨されます。
ここからは実際に効果がある口コミが高い対策用グッズを紹介します。
耳栓を使う
耳栓を使用することは、上階の騒音を軽減する最も簡単で手軽なグッズの一つです。
耳栓はドラッグストアやインターネットで簡単に購入できますが、特にモルデックス製の耳栓は耳にフィットしやすく高い遮音効果を発揮します。
耳栓を使うことで騒音が直接耳に届くのを防げるので、寝室での安眠も確保できて日常生活のストレスを軽減することが可能です。
軽量で携帯しやすく、旅行や外出時にも便利。
防音イヤーマフを使う
この防音イヤーマフとノイズキャンセリングイヤホン同時につけたらマジで静寂来る。
— リプライ失礼します (@replyssms) September 28, 2023
イヤホンの音量を上げすぎて難聴になるリスクもケアできるよ。 pic.twitter.com/1WGHg7BekU
防音イヤーマフは、外部の騒音を遮断するために設計された耳覆いのことで、一般的には工事現場や射撃場で使用されます。
これを日常生活で活用することで、上階からの騒音を大幅に軽減することができます。
耳栓と併用すれば、更に強力な防音効果を得ることができるので、睡眠時や集中したい時に付けましょう。
頭のサイズに合わせてフィット感を調整することができるので、頭が大きい人でも使えるのでオススメです。
もしくは、ノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスイヤホンを使用するのも有効です。
好きな音楽を流せば、ライブみたいな臨場感のある音楽を楽しめます。
ホワイトノイズを流す
ホワイトノイズとは、他の音をマスキングする効果がある音のことです。
最初は雑音に感じますが、慣れてしまえば騒音を打ち消す役割を持つ意外性を発揮してくれます。
特に、集中力が必要な作業や読書の際には、ホワイトノイズが効果的に働き、周囲の騒音を感じさせません。
専用の機器やアプリが販売されており、シャワーの音や雨の音、風の音などバリエーションが多いのも特徴です。
無音の中で騒音が鳴るのと、ホワイトノイズが鳴る中で騒音が鳴るのでは、前者が目立ちやすいものですよね。
手紙で伝える
直接的な対話が難しい場合や、感情的な対立を避けたい場合は、手紙で問題を伝えることも一つの方法です。
手紙を通じて、相手に問題の存在を冷静かつ丁寧に伝えることができます。
手紙を書く際には、騒音が自分にどのような影響を与えているかを具体的に述べることが重要です。
コピペOK!
はじめまして。下の階に住んでおります者です。突然のお手紙で失礼いたします。
日頃より、マンションの共同生活にご協力いただき、ありがとうございます。私からお願いがありまして、お手紙を差し上げた次第です。
最近、上階からの音が気になることがございます。足音は「仕方ないことだ」とわかっていても、物を移動する音や機械の振動音が響いてしまうことがあり、少し驚いてしまうこともあります。マンションは壁や床が薄く、音が伝わりやすい構造になっているため、生活音が思いのほか響いてしまうことがあるかと思います。お互いに快適に暮らせるよう、音への配慮にご協力いただけますと幸いです。
もし、こちらの音で気になることがございましたら、どうぞお気軽にお声がけください。お互いに理解し合いながら、良好な関係を築いていけたらと思っております。これからもよろしくお願いいたします。突然のお手紙、失礼いたしました。
相手に対して感謝の気持ちを伝えつつ、改善をお願いする姿勢を示すと良いでしょう。
手紙を渡す際には匿名でポストに投函する方法もありますが、できるだけ名前を明かして直接手渡す方が効果的です。
相手に対して誠意を示すことで、より良い反応を引き出すことができます。
注意喚起の張り紙
騒音問題が特定の住人だけでなく、他の住人にも影響を及ぼしている場合、張り紙を活用しましょう。
具体的な騒音の例を挙げ、どのような行動が他の住人に迷惑をかけるかを明確に示すことが重要です。
コピペOK!
【注意喚起】
住民の皆様へ
当マンションにお住まいの皆様、日頃より快いご挨拶やご対応を賜りまして、ありがとうございます。本日は日頃から一部の方から問題視されております「騒音問題」について注意喚起のお知らせをさせていただきたく、張り紙を掲載させていただきました。
最近、一部のお部屋から過剰な生活音や騒音による苦情が相次いでおります。他の住民の方にご迷惑がかかっておりますので、下記の点をご配慮いただければ幸いです。
- 生活音について
特に夜間の音には十分ご注意ください。生活音が響きやすい構造になっておりますので、互いに配慮し合いましょう。足音に心当たりがある方は、騒音防止スリッパを活用をご検討ください。 - 騒音について
特に、◯曜日◯時~◯時における集会と思わしき騒音が確認されております。大人数の来客は、民間の集会場を活用することを、ご検討ください。
お互いに快適な住環境を維持するために、皆様のご協力が必要です。何か気になる点がございましたら、どうぞお気軽にお声がけください。これからもよろしくお願いいたします。住民一同 この内容で、住民の立場からの注意喚起が伝わることを願っています。
なるべく礼儀正しい言葉遣いを心掛け、相手に対して敬意を示すことが大切です。
必要に応じて張り紙を定期的にチェックし、内容を更新して持続的な注意喚起することをオススメします。
張り紙を共用部分に貼る際には、管理会社や大家の許可を得ることが必要になります。
引っ越す
騒音問題が深刻で解決が難しい場合、自分自身の健康や生活の質を守るために、新しい住環境を求めることも選択肢の一つです。
引っ越しは大きな決断ですが、騒音から解放されることで、ストレスを大幅に軽減することができます。
新しい住居の周囲の環境や住人の様子を確認し、再び同じ問題に直面しないように注意しましょう。
予算がかかってしまうのは仕方がないことですが、引越し侍を活用することで引越し業者のお手頃な見積もりを出してもらうことは可能です。
まとめ:上階マンションの騒音トラブルは『音』で仕返し、対策する
上階マンションの生活音がうるさすぎる場合、音には音で対抗する仕返しがあります。
若年層の住人には高周波音、それ以外には天井ドンや低周波音など、騒音主に合わせて仕返しを検討してみてください。
ただ、攻撃的な報復をしても解決しない場合は、自衛の手段として耳栓やイヤーマフを活用することもオススメします。
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